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さあ、グダグダな感じにスタートしました大台ケ原ヒルクライム(一人だけど)。
まずは平坦基調なパレード区間です。上北山村役場前から涼しげな渓流沿いを小処温泉方面へ向かいます。
集団だと35~40km/hほどのスピードで進む区間となるようですが、トプローはソロですし既に山岳コースを90kmほど走ってきたところなので無理はせず30km/hのツーリングペースで淡々とこなします。

では、まずはコースプロフィールの紹介を関西ヒルクライムTT様から。


コース名 大台ヶ原(河合~辻堂山)
標高差  1266m
距離   26.6km
平均斜度 4.7%
最大斜度 15.0%

大会公式サイトの情報では距離28km、標高差1240mになっていますので、ちょっと違いますね。
これは帰宅してから気づいたんですが、どうやらスタート地点がほんの少しずれるようです。トプローはR169の分岐交差点をスタートとしましたが、関西ヒルクライムTTのスタート地点はそこから少し進んだT字交差点がスタートになっているようです。どちらにしろトプローの叩き出した恥ずかしい記録からすれば誤差の範囲でしょう。

川沿いの小さな集落を抜けると少しづつアップダウンがはじまります。斜度的にアウターとインナーを頻繁にギアチェンジすることになるので、チェーン落ちに注意ですね。ギアチェンジのタイミングと力加減に加え、普段のメンテ力も試される地味にシビアなステージだということです。
・・・とか考えていると、早速クランクからチャリンッという金属音が。

やっちゃいました。
恐れていたチェーン落ちです。

「あ~あ、言わんこっちゃない」
道端にウノ子さんを止め、いそいそとチェーンを戻します。

しかし、これはなんという事態でしょう。チェーンリングから落ちたチェーンがインナー側じゃなくアウター側に垂れ下がっています。
チェーンって普通、インナー側に落ちるんじゃないですか? 少なくともトプローは今までインナー側にばっかり落ちてました。
これは明らかにフロントディレイラーの調整ミスです。ヒルクライム大会でこんな事になったら焦るんだろうな、と思いながら再出発します。
これで2分ほどロスしたような気もしますが、そもそもの最終記録がとんでもないものなので、2分ほどじゃやっぱり誤差の範囲です。

小処温泉への分岐地点を過ぎると、コースの斜度が一気にきつくなります。
ここから大台ケ原ドライブウェイとの合流地点までの約10kmが、このコースの核心区間です。激坂ヒルクライム大会と呼ばれる理由がここにあるのです。
ちなみにトプローは帰宅するまでコースプロフィールをほぼ調べていませんでした。だいたいの道順だけ頭に入れて、あとは野となれ山となれの精神です。
下手にコースプロフィールを事前チェックしてやる気が萎えるのも怖かったのですが、今思えばアホもいいところでした。このコース攻略には、試走に基づいたある程度の戦略は必須かと思います。

この区間の斜度はだいたい常に10%を超えている感じでしょうか。十三峠でいえば中間地点をすぎて終盤のつづら折れ区間がはじまる直前の直線の急坂に近い感じ。葡萄坂に例えれば序盤のつづら折れの上のほうです。
34×25のギア比なら登れないことはないんですが、1m進むごとに確実に脚は削られていきます。
それに加えてウェットでスリッピーな路面が厄介極まりないのです。
これはもう多雨で多湿な大台ケ原特有の問題かもしれません。ダンシングするとズルッズルッと後輪がスリップしまくります。たまに現れるグレーチング上や、他よりちょっと急な箇所ではシッティングでも後輪が空転する始末。グイグイ登るなんて無理な状態なので、丁寧なペダリングを心がけてじわじわと登っていきます。

耐パンク性能では比類なき能力を発揮するリチオンですが、こういう場面ではウェットグリップに優れたタイヤが切実に欲しいところ。プロ4とかならもっと楽に登れるのかもしれません。

スリッピーな路面と必死で戦っていると、いつの間にか雨は止んでいました。
雨が止んで陽光が差し込むと、ムワッとした蒸し暑さが襲ってきます。
道路を横切る極彩色のトカゲ。散乱する小石。行き交う車は皆無。聞こえるのは自分の荒い呼吸だけ。ギアはもう常時インナーローに張り付いて離れません。

それにしてもこの激坂区間はいつまで続くのか。
斜度自体は普段走っている十三峠と似たようなものですが、とにかくいつまでも続いて終わらないのです。

あ~、きついッ! 脚はもうパンパンだし、心肺ももう限界っぽいなぁ。
ちょっとでも斜度が緩めば休めるのに、なんだよこのクソ長い直線区間は。
うおっ! ようやくあそこにヘアピンが見えた。
あそこを超えれば楽になりそうだ。
よし、がんばれトプロー!

淡い期待を抱いてヘアピンをクリアすると、しかし、またもや現れる遥かな激坂直線。
その瞬間に心は挫けそうになり、けれど意地と根性でなんとか凌ぎます。
ま、負けてたまるかッ!
そして現れるヘアピン。曲がるとさらなる斜度の直線。

あのカーブを曲がれば斜度が緩むんじゃないか?という仄かな希望は、そのつど絶望に飲み込まれます。
激坂区間に入ってどれくらい経過したでしょうか。ついにその時がやってきました。

グハッ! もう無理! 脚が限界! このままだとこける!
このままこけてしまったら、ウノ子さんと一緒にこの激坂を転げ落ちてしまう!

脚つきだけは避けたいけれど、さすがにそうも言っていられません。
こんな山奥で怪我でもしたら、次に誰かが試走で通らない限り帰れないよ。
最後に3秒ほど迷って、そして決心しました。

よし、残念だけどもう諦めよう。ゲームオーバーだ。

その瞬間、時は凍りつき、無念の脚つきタイムです。
急坂の端に座り込んで息を整えます。
ボトルのスポーツドリンクをごきゅごきゅと飲みこみ、大量の汗をぬぐいました。
アイウェアの内側にも汗の水溜りができるほどでした。

そのまま5分ほど座り込んでようやく再スタート。
坂の途中からスタートできるか心配でしたが、なんとか一発でクリートをはめるのに成功。ダンシングとシッティングを織り交ぜ、脚の疲労をごまかしごまかしとにかくゴールを目指します。
しかし一度途切れた気持ちはどうにもなりません。大台ケ原ドライブウェイとの合流地点までで合計三回の脚つきを喫してしまいました。
この激坂区間をクリアするコツはただ一つ。期待しない事かもしれません。

さて、大台ケ原ドライブウェイに入ると、斜度は常識的な感じに落ち着きます。それどころか平坦区間や下り区間も現れるのでタイムを稼ぐならここです。
今回のトプローの場合、残念ながら完全に脚が終わっていたので平坦部でも時速10~15km程度でしか進めませんでしたが、ちゃんと脚が残っていれば普通に時速20km以上を維持できそうです。

ゴールまで残り10kmの地点からは道端に残距離が示された看板が100mおきに立っています。
脚の死んだトプローにとって、これはほとんど拷問のようでした。なにしろ時速10kmしか出ないので、残り区間が10kmならばゴールまであと1時間もかかってしまうことが明白なのです。

103.jpg

このへんで太陽は完全に消えうせ、雲と雨の中を登っているような状態で寒くてたまりませんでした。標高1500~1600mあたりを徐々に登っていくので、そもそもの気温が相当低いのでしょう。
それでもここまで来てゴールせずに帰るなんてあり得ません。
何かを考えるのも億劫な感じで無心ヒルクライムをつづけ、なんとかかんとかゴールに辿りつきました。

大台ケ原駐車場への到達タイムは2時間17分34秒。
驚愕の2時間オーバーでした。

ここまで遅いともう笑うしかありません。笑う元気も残ってないんですが。
でも、とりあえずは登りきりました。大阪からここまで辿りついただけでも、ちょっとは成長した証になるんじゃないでしょうか。
自転車を降りると全身がビキビキに痛みます。特にお尻が。
ハムと尻筋がえらいことになっているようで、歩くとひょこひょこ変な感じです。

というわけで冒頭の記念撮影タイムです。
家に帰って関西ヒルクライムTTにタイム登録してみたら、余裕のどん尻でした。
情けないですが、鍛えて出直しましょう。

さて、あとは休憩して帰るだけ!
ですが、長くなったのでもう一回だけつづきます。



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コメント

  1. すず虫  | TOmz3iPU

    2時間登り続けるってのはもう拷問に近いですねぇ。
    ここには近づいてはいけない、大人の本能がそう申しております。
    ええ、私のゴーストがそう囁いております。

    ( 23:29 [Edit] )

  2. Re:すず虫さん

    あ、2時間っていうのはハンガーノックもあったようです。
    普通に登れる人がベストな状態なら、もっともっと早いはずなのでご安心ください。
    ほら、晴れた日の大台ケ原の絶景がゴーストを呼んでいますよ。
    ほぼ晴れないんですが。

    ( 05:56 )

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