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前回、清滝峠からのつづきです。

R168をのんびり南下して、トプローはいよいよ暗峠スタート地点にやってきました。
暗峠は大阪と奈良の府県境を越える国道308号線です。
国道なんですが中央分離帯はおろか歩道もありません。狭小な一車線道路がくねくねと山間を抜けていくのです。

スタート地点も非常にわかりにくい場所なので、試しに登ってみようという方は気をつけてください。
R168からは小瀬町西の交差点の路地を西に入っていきます。

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路地がちょっと開けた場所がスタート地点なんですが、のっけから結構な斜度ですね。

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逆側。のどかな田園地帯です。

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道端には名もなき花が名もなきクライマーを見送ってくれます。



ではコースプロフィールを。

コース名    暗峠(奈良側)
標高差     315m
距離      3.0km
平均斜度    10.7%
最大斜度    25.0%?(ここは関西ヒルクライムTT資料室から)

これはなかなか見事な激坂峠ですね。
十三峠が平均9.2%、最大14.7%との事なので明らかに激坂度で上回っております。
清滝峠が重量級クライマーの味方ならば、暗峠は間違いなく天敵です。

さて、序盤から急斜面な暗峠ですが、出発するとすぐに路面がコンクリート舗装に切り替わります。
小さな集落の中を抜けていく地帯なんですが、ここがまた冗談のような激坂。コンクリートの路面には当然のように丸印の滑り止めがズラリと並んでいます。
はじめての峠ですし体力を温存するため極力シッティングで登りたいのですが、そうも言っておられません。ダンシングでえっちらおっちら登るわけですが、これがまた下ハンダンシングでないとトルクがうまくかからないようなバカ斜面なのです。

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写真は帰り道にて。

それでも登れるだけ大阪側よりましか、とよろよろ登っていきます。
重量級クライマーの皆さんに特に訴えたいのですが、とにかくこの序盤の激坂を脚つきなしで登るように気合を入れましょう。暗峠(奈良側)の最大の敵はこの序盤の激坂です。この長く険しい激坂をクリアすればゴールまでの脚つきなしが見えてくるのです。

コースも中盤に入ると路面がアスファルト舗装にかわり少し斜度が緩みます。TTなんですからここで加速しないといけないのですが、すでに脚が非常に危険な状態なのでインナーローのまま回復第一で登っていきます。
両側を田んぼに囲まれた非常にのどかなコースなんですが、景色を楽しむ余裕なんてまったくありません。

そして終盤はまたしてもコンクリ舗装の激坂です。
斜度自体は序盤の激坂よりもきつい感じ。けれど道路に幅があるので、最悪の場合は蛇行が可能です。
距離は序盤の激坂よりも短い感じでしたので、とにかく死力を尽くしてがんばるしかありません。

そんな急斜面を息も絶え絶えで登ったあとに待っているのがラストの大ボスです。
最後の最後、大阪と奈良の府県境前に信貴生駒スカイラインの下をくぐるトンネルがあるのですが、この内部が最凶の斜度!
出口の明かりが天井のほうに見えたんですが、これって何の竪穴ですか?(笑)

けれどラストの大ボスにしては距離が全然たいしたことありません。
ほんの数メートルなのでここは最後の気力を振り絞り、超もがいてトンネル突破!
石畳の道へ突入すると、すぐにフィニッシュラインでした。
ゴールと同時に道端にへたりこみ、ヘルメットとアイウェアをむしりとります。
「あ~、しんどかった!!!」
思わず声に出してつぶやくと、ちょうど通りがかったおじさんが「今日も暑いねぇ」と笑っていました。
間違いなく暑いですが、その原因は主に自分にあるので苦笑するしかありません。

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写真の奥の暗闇が最後の激坂トンネル。

TTの結果は19分12秒でしたが、ここはもう脚つきなしで登れただけでOKです。
平均くん(17分07秒)越えとか、そんな大それた考えはとても持てません。

でも、もし万が一、体重が60kgを下回ることがあったら、ちょっと考えてみてもいいかな?

道端でへたっていると峠の茶屋のお姉さん(推定60代)が「大丈夫? 水持っていこうか?」と声をかけてくれました。
ドリンクはまだ残っていたのですが、せっかくなので茶屋でカキ氷をいただくことに。

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クハァ~~ッ! この冷たさがたまらん。
そう言えば、カキ氷って最後のほうは舌が冷たさでバカになって甘さがわからなくなるんでした。
この感覚は久しぶりだなぁ。

カキ氷の懐かしい味に舌鼓をうっているとお姉さんがノートを持ってきてくれました。サイクリングで来た人たちに書いてもらっているとの事で、ペラペラとめくってみると皆さん色々書いてるのですね。

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せっかくのなのでトプローもちょこっと書いておきました。J・トプローのサイン入りです。
将来もしかしたら貴重品になるかもしれないので、通りがかった皆さんはチェックしてくださいね(ぇー

それではいよいよ最後の峠へ向かいます。
まずは暗峠を下りなきゃならんのですが、大阪側は斜度のバカさ加減が命の危険を感じるほどなので、そのまま奈良側へ下ります。

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絶景絶景。

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下り坂でみつけた名もなき花(トプローにとってほぼすべての花は名もなき花ですネ)。


さあ、いよいよ最後は信貴山ですが、当然のように次回につづきます。



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