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前回のつづきである。

ホイール比較TTテスト実行! R500 vs Racing3 vs 中華 vs BoraOne35 前編


前回はRacing3に対しWH-R500が意外に健闘したところまでだったが、今回はいよいよ本題だ。
カンパニョーロBORAONE35と自作中華カーボンホイールをピナレロFP2でテストしてみる。WH-R500とRacing3をFP2に装着して走ったことはこれまでもあったが、BORAONE35と中華カーボンホイールはFP2での初走行となる。
チェントウノほど尖っているわけではないが、FP2もれっきとしたレーシングバイク。軽量ホイールでどこまで速くなるのか、個人的にたいへん興味のあるTTとなった。


で、まずはBORAONE35から。今回のテストの原因となった問題児だ。

IMG_7003.jpg
現地でささっとホイールとブレーキシューを換装した。自家用マビックカーには工具一式も積載してきておるのだ。
この場でチェーンが切れたりパンクしたローディがいたら即効で救助可能。ほぼ誰も通らんかったけど。

 
 



さて、スタートである。
第一ヘアピンを出発するといきなり10%ほどの急勾配となるが、今までの二つのホイールと比べ、BORAONE35は明らかに軽い。二桁勾配の急坂をいとも簡単に駆け上がっていく。

あれ? おまえ問題児と違ったんかい?(^ω^)

WH-R500&Racing3と比べればギア一枚ぶんくらい軽い感じ。
軽いんだがガシっとした剛性も感じられ、ダンシングするとグイグイ登っていく。当然だが横剛性不足でリムがブレーキと干渉したりすることはない。シッティングも問題なく進む。さっきまでより明らかに速い。
さくっとテスト区間を登りきって結果は5分32秒。Racing3に対して15秒のアドバンテージを得た。
十三峠フルコースでの差はおそらくこの3.5倍ほどになるだろうから、Racing3でアタックするよりも50秒ほどは時間短縮ができるだろう。

IMG_7006.jpg
う~ん・・・やっぱりボラゾウは悪くないんか?

中間ヘアピンを折り返してスタート地点までのダウンヒルだが、やはりBORAONE35の安定感はずば抜けている。
そしてブレーキの効きがやっぱり凄い。ブレーキ性能はRacing3には劣るが、WH-R500とほぼ互角な感じ。ヒルクライムレースじゃなくロードレースなら相当な武器になりそうだ。


さて、次が最終、手組み中華カーボンでのアタックだ。

IMG_7012.jpg
スタート地点でBORAONE35のスプロケを中華カーボンに換装。
手で持った感じだが、重量は中華カーボンのほうが少し軽く感じる。これはでもリムの重量差ではなく、おそらくタイヤの差。中華カーボンはVittoria CORSA EVO CX2の21C、BORAONE35にはCORSA CX3の23Cを装着している。これでたしか一本につき30gほどの差がついているはず。回転体の外周部の重量差だから、前後でたかが60gだが侮れない。


それではいきますで!


ペダルに力をかけると、FP2が急加速する。
うは! なにこれすげぇ!
Racing3やWH-R500はもちろん、BORAONE35と比べても異次元の加速感。やはり軽さは正義だ。
急坂に入っても軽い。対BORAONE35でも一枚重いギアを踏んでいくことができる。Racing3に比べれば2枚も重いギアになるんか。ちょっと恐ろしい軽さやな。
かと言って横剛性が不足しているわけではない。ガッシリ感は4種のホイールの中で一番少ないが、それでもリムとブレーキシューの干渉なんかは一切起こらない。必要最低限の剛性は確保されている。
坂を上る感覚はあくまでヒラヒラ。BORAONE35は力強く登る感覚だが、中華カーボンは軽さで登っていく。

このへんはチェントウノで感じる感覚と寸分違わない。
フレームを入れ替えてみたが、相性による差は感じられなかったというわけか。
チェントウノもFP2もレーシングフレームという性格は同じだから仕方のない事かもしれん。これがDefyとかならまた違う評価があるのかもな。

結局、ゴールである中間ヘアピンの通過タイムは5分15秒。BORAONE35に比べて17秒のアドバンテージを得た。
これはまた予想外に大差がついてしまった。十三峠フルコースなら1分ほどの差になるだろう。対WH-R500の場合なら、ほとんど2分近い大差がつくことになる。
十三峠TTコースをWH-R500で20分を切ることができれば、中華カーボンなら18分切りが見えてくるということやな。

いろいろ試してみたけど、なんや結局、登りは自作中華カーボン最強なんか(;´Д`)


20140527_121549
しかしもう一度テストしてみたいのが、BORAONE35に軽量タイヤを装着した時どうなるか?だ。
CORSA CX3の23Cは正直、ヒルクライム用としては重量がありすぎる気がする。
これを例えばTUFOのチューブレスチューブラーに換装したらどうなるんか。19Cで150gとか160gとか、気の狂ったような重量のタイヤならホイール外周部の重量がBORAONE35でも中華カーボンと逆転することになる。

あ~、気になって仕方ないけど、そういう超決戦タイヤはお高くて寿命が短いんよな。
あとタイヤの貼り替えもめんどいし。

まあ、しばらくはやっぱりWH-R500でトレーニングに励むか。


最後にFP2&中華カーボンの組み合わせで十三峠TTを一本決行し、結果は21分22秒。
あれぇ? 十三峠18分切りとか、やっぱり夢のまた夢なんかいな(´;ω;`)ブワッ




今回のテストで感じたこと

どうやらヒルクライムの場合、最低限の剛性をクリアしていれば軽さが絶対的正義。そしてその最低限の剛性というやつは意外にハードルが低そうだ。素人の手組中華カーボンで十分なレベル。
このへんは個人のペダリングスキルの影響も否定できんとこだが、少なくとも僕の場合はそうなりそうだ。

あと、やっぱりヒルクライムにはホイールよりもタイヤのほうが影響大きいんかなぁ。なにぶん一番の外周部やし。
そうでないとRacing3とR500のタイム差に説明がつかん。



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コメント

  1. 検証お疲れさまでした。
    本当に勉強になりました。
    応援ポッチ!

    ( 21:56 )

  2. sen | SFo5/nok

    続きキター!
    大差出ましたねえ。
    R500とレーシング3がさほど違わなかったんで大差ないと予想してましたが外れましたw。
    やっぱ外周部の重量差?

    僕の場合、ホイールを換えてリムが150g(前後で300g)軽くなったときより、タイヤ&チューブ交換で120g(前後で240g)軽くなったときのほうがタイムが大きく縮んだってことがあったので、リムよりタイヤの重量差のほうが影響が大きいのかも?という印象です。
    トプローさんのようにしっかりテストしたわけじゃないのでなんともですが。

    ( 23:02 [Edit] )

  3. タフBee | -

    どうも初めまして!!
    いつも楽しく拝見させていただいております。
    テストの結果・・・やはり上りは軽いほうがイイのですね(笑)
    私も今年はヒルクライムに挑戦しようと2戦ほどエントリーをする予定です。
    この記事を読んだからには、軽いホイルGETしなくてはなりませんね(笑)

    ( 11:44 )

  4. Mya_013 | SFo5/nok

    ボラゾウの全面勝訴(?)で、ほっと胸をなでおろしちゃいました

    しかし、中華カーボンの秘められた一面が垣間見えたりして
    やはり、やってみないと解らないものですね

    カーボンチューブラーの実力とやらを、いつか体験してみたいものです。

    ( 22:14 [Edit] )

  5. Re:京都宇治周辺ブログさん

    ありがとうございます!
    正直めんどい検証でしたw

    ( 04:56 )

  6. Re:senさん

    お~、senさんもタイヤ交換のほうが効果大きいとの意見ですか。
    やはりこれだけは面倒でも再テストするかなぁ。

    その後ハブの回転についてあれやこれや考えているんですが、回転の良し悪しは実走での転がりにはほとんど影響なさそうだと思えます。一番回転の渋いR500がけっこう気持ちよく転がったりして、GPKISOの存在価値ってどうなの?と思ったり。

    ( 05:05 )

  7. Re:タフBeeさん

    はじめまして!
    僕もまだ試行錯誤中ですが、ヒルクライムにはやはり軽いホイールと軽いタイヤがいいみたいです。
    ロードレースやクリテリウムならホイール剛性が絶対に必要ですが、ヒルクライムにはどうもそれほどいらんみたい。でも軽いのはお高いですよねぇ。

    ( 05:15 )

  8. Re:Mya_013さん

    ボラゾウはロードレース的には全面勝訴だと思います。登りも平坦も下りもイケる。
    僕の文章を見るとボラゾウをディスってるように見えますが、総合的にはやはりとてもいいホイールです。
    ボラゾウと言うよりもボラワンターレン。

    カーボンチューブラー、ぜひ試してみてください。
    ベロフレックスの高級タイヤとセットで!

    ( 05:25 )

  9. 六丁峠 | I7X2RiuI

    ほんまですか?

    中華カーボン恐るべしですか?近所のバイク屋に35でヒルクライム挑戦ということで購入したのですが間違いでしょうか?うーん、こうなったらユーラス売り払って中華カーボン購入しようかな。
    ちなみにバイク屋のおちゃんの話ではTUFOをはいてプロチームがデータ取りしたところ全然ダメでTUFOをはけば速いというのは都市伝説らしいです。あとEASTONのEC90 SLXの1200g持っていてヒルクライムすると個人TTではまったくですが、なんでかチームで走るとアタックがかかったときに軽々と反応するので個人TTより楽に速くなるというわけわからんタイムがでます。つまり、常時まわすより、ココイチをがつんと踏んだときが良くてまるでフルームのアシストのポートみたいになります。

    ( 13:13 [Edit] )

  10. トプロー | -

    Re:六丁峠さん

    コメントありがとうございます。2年前の検証ですし、一瞬何の記事の話やったのか、はてなマークが頭のなかに浮かびましたw

    で、BORAONE35と中華カーボンについては本当のことです。今でも登りだけなら中華カーボン優位という感触は変わりません。アップダウンに平地も含めてとなると、圧倒的にBORAONE35のほうがいいですが。
    ただ、中華カーボンって色々ありますから、たまたま僕の購入したリムが良かっただけでしょう。まったく使い物にならない中華カーボンホイールの話もよく聞きます。
    有名メーカーにリムを卸しているような業者の物ならいいですが、それを見分けるのは実際難しいと思います。
    本気で登りだけでいいなら、WH9000-24のチューブラーあたりが安心かも知れませんね。

    ( 19:05 )

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