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はじめてのレース!富士チャレ参戦記その1

つづきなんやで



ようやく周囲の雰囲気を楽しむ余裕も出てきた僕であったが、そんな時間は長続きしない。
オープニングセレモニーがあっという間に終わり、すぐにスタートのカウントダウンがはじまるのであった。


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結局、雲に隠れて富士山はぜんぜん見えんかった。




「皆さん準備はいいですか? スタート1分前です!」

司会の宣言が終わると、周囲でいっせいにクリートをはめる音がする。
僕も落ち着いて右足のクリートをはめ、スタートの号令を待つ。

が、ここでまたポカが発覚!


しまったwww メイタン2Run飲んでなかったwwww


草を生やしている場合ではない。
メイタン2Runは脚攣り対策の要なので是非とも飲んでおかなければならんのだ。

幸いにも背中ポッケにメイタン2Runは持ってきていたので大慌てで取り出して封を切る。
が、焦ってなかなか中身が出てこない。

スタートまであと30秒、20秒・・・

おいおいおい、早くでてきてくださいメイタン2Runさん!
つーか、はよ出てこんかい!!!(^ω^;)

スタート10秒前になんとか2Runを飲み終え、胸を一撫でする。
やっぱり初レースはいろいろ起こるもんや。

安心したのも束の間、スタートの合図がかかった。
全車一斉にスタート!
かと思ったら、最前列から自分の位置まで大集団がおるので、なかなか周囲は動き出さない。
ようやく動き出してもゆっくりスタートだ。
最初の一周は落車防止のため追い越し禁止となっている。
大集団がゆっくりと第一コーナーへむけて進んでいく。


course_map_20140907055714631.gif
コースマップ(公式サイトより)





第一コーナーはホームストレート後にはじまる下りの鋭角な右カーブだ。
スピードが出る場所で、危険な落車ポイントとして有名らしい。
若干びびりながら集団とともにカーブに入る。

富士チャレの全参加者は約3000名。全カテゴリーの参加者が同時にスタートするので、3000人の集団が第一コーナーに流れ込んでいく。
これはもう、壮観の一言だ。

「オラ、なんだかワクワクしてきたぞ!」という気持ちである。

危険ポイントだがスピードはゆっくりなので大丈夫。ラインを乱さないように集団とともに下りに入る。
自然とスピードが上がる。
ろくにペダリングしていないのにスピードが50km/hを越えている。しかも大集団の中。
なんか凄いぞサーキットレース。

それにしても先頭は遥か先のほうで姿も見えなくなってしまった。
追い越し禁止だが自然とスペースが空くこともあり、先に行きたい人はそういうスペースに滑り込んでいく。
そう言えばサイクリングに来たのではなかった。レースに来たのだ。

ここで当初の目的を思い出し、徐々に徐々に集団内で前の方を目指していく。
下り坂を左に折れ、右に大きくカーブ、さらに左へのヘアピンカーブを抜け若干上り、また下っていく。
どんどんスピードが上がる。

と、前方から何か飛んできた。
僕の前ホイールでガチャっと音がした。
なんやねん!?と思ったが、走行に影響はない。たぶん前走者のゼッケンプレートが装着不良で飛んできたのだろう。問題なさそうなので、そのまま下り続ける。

速度はそろそろ60km/hを越えるか?
・・・と思ったらサイコンのスピードが表示されておらんではないか!

どうやらさっきの衝撃でサイコンのマグネットが飛んでしまったらしい。




\(^o^)/オワタ




これで100kmの計測手段がなくなった。
どうすんねん僕!?


とりあえず一周ごとしっかり数えるかw

と言うか、それ以外に方法はない。今さらピットインしてどうのこうのもできない。
どうせ先頭争いなんかできんのだし、適当に23周か24周ほど走ればなんとかなるだろう、ということにした。

コースはさらに右へカーブし、いよいよ登りがはじまった。
斜度は登り最大で8.8%である。それなりの斜度だが恐れるほどではない。チェーン落ちが恐いのでギアはアウター固定。ファイナル25Tでなんとか登りきれる。
いったん登って右へカーブ。斜度が落ち着き、また左へカーブ、すぐに斜度がきつくなって最後の右カーブ。
この右カーブを登りきったらホームストレートだ。

登りでばらけはじめた大集団から多数のトレインができはじめている。
100kmをハイペースで走るには、とにかくトレインに乗らなければ話にならない。単独走とトレインでは疲労の仕方がまるっきり違うのだ。

どれに乗ろうかな?などと思いながら、とにかく目の前のトレインに乗ってみたが、どうもスピードが上がらない。
まずいな。たしかにトレインは楽だが、先頭はどんどん離れていってるぞ。

そう思ううちに最初の一周が終了。追い越し禁止が解除された。
各トレインのあいだに隙間が大きくできてきているので、ここから単独でスピードアップする。
コースの左端をどんどん上がって行こう。
脚の元気なうちに早いトレインに乗りたいので、序盤だがぶん回していく。
100km持たないかもしれんが、その時はその時だ。今回は完走が目的ではない。

長いホームストレートももう少しで終わりかというタイミングで、前方50mほどのところに、それなりのスピードで進行するトレインを発見した。

よし、あれに乗るで!

下ハンでダッシュし、なんとかその最後尾に追いついた。ペダリングが一気に楽になる。
そのまま第一カーブへ進入する。
一周目よりグッとスピードが上がっている。が、サイコンが反応しないので何km/h出ているのかはさっぱりわからん。
(あとでstravaを確認したらレース中の最高速度は70.9km/hだったようだ。狂ってるとしか言えんスピードやな)
速度はわからんがトレインは周囲の参加者を次々と追い越していく。

よしオーケー! これに乗っていこう。

それにしてもチェントウノにBoraOne35の下り性能は高く、このトレイン内でも下りはブレーキをかけねば追突しそうになる。おかげで下りは完全に脚を休ませられる状態だ。
これなら100km完走も楽勝か?と思えたが、問題は登りなのだ。自分でも登りに弱いのは自覚しておるが、果たしてこのトレインの登りスピードについて行けるのか。

下りのカーブで問題なく脚を休め、いよいよ2周目の登りである。
休めていた脚を回すが、やはりすぐにきつくなってきた。
トレインはあいかわらず周囲の参加者を抜かしていくが、僕もそれについて行くので結構しんどい状態だ。

が、大丈夫だ。このくらいのしんどさなら22周でも耐えられる!
それに、この人達がゴールするまでついていけば、自然と自分も規定の周回数をこなしたことになるやんか。
出走者のゼッケンは種目別にナンバーが振られており、自分と同じ100kmカテゴリーの人が何人か、同じトレインに乗っていたのだ。

ここで周回数の悩みから開放され、ホームストレートもトレインに乗ったまま気持ちよく駆け抜けた。
いずれトレインの先頭も引かなければならんだろうが、現状このトレインは200kmカテゴリーの人がほぼ一人で引いている。正確な速度はわからんが、たぶん40km/hくらいは出ているだろう(後に45km/hほどと確認)。それで200km走り切るとは、世の中すごい人がいるもんや。

そんな感じで最初の2周か3周(サイコンが反応しないので正確には覚えていない)は平穏に過ぎていった。

が、そんな平穏な高速トレインが何周目かの登りにさしかかったとき。
「集団が通りまーす!」という掛け声が後方から聞こえてきたのだ。

まだ序盤も序盤というところであるのに、早くも先頭集団がやってきたのだ。
と言うか、早くも周回遅れである!


何やってんねん僕(´;ω;`)ブワッ


こんな温い高速トレインで満足している場合ではなかった。
先頭はあっと言うまに僕らの左横を通過し、勢いよく登りを登っていく。

あかん! あれを逃したら意味ないんや!

けっこう辛いな、という登りだが、ここでトレインを離れ、一気に加速する。
が、先頭集団は早い。
どんどん抜かされる。

普段ヒルクライムTTばっかりしてて、日本ブログ村もヒルクライムカテゴリーに登録してんのに、先頭集団の登りスピードにぜんぜんついて行けん!(´;ω;`)ブワッ



十三峠先生!清滝峠先生!
どうすればいいんですかッ?!



20140907.png



ソウデスネ。全力で回します!



まだ序盤であったためか、先頭集団とは言っても人数もものすごい。
一気に100人くらいにパスされた。

しかし苦手な登りを終え、ホームストレートに入ってまで負けているわけにはいかんのだ。
平地に入ったらすぐグイグイと加速し、なんとか集団の後方に食らいついた。
やっぱり早い。さっきまでの温い高速トレインとはわけが違う。

しかし行ける! 行けるで!
やっぱり平地なら先頭集団でもついて行ける。
下りKOMホルダーの力を舐めんなよwとか、アホなことを考える。

が、どうも様子がおかしい。
早いのは早いが、このスピードなら僕でも先頭を引いていける。

もしや?と思って前のほうを見たら、やっぱりトレインが中切れしておった。
本当の先頭集団はもっと前に行ってしもてたんや!

ここでこのトレインにも見切りをつけ、さらに加速する。
下ハン握って一人TTモード。中切れした先は30mほども開いてしまっているが、それを一気に詰める。

ふんぬー!と激踏みしてなんとか前に追いついた。
やはりさっきよりも一段と早い。トレインに入っても脚をそんなに休めるわけにはいかない。

そして第一コーナー。
減速なしで大外から下りになだれ落ちる感じ。
そしてカーブの終了しないうちから、全員踏みまくってやがる。

ちょwww
危ないやんかお前らwww

いや、でも、それでこそ先頭集団や!

アドレナリンが爆発しはじめた。負けじと僕も回していく。
チェントウノが加速する。下りKOMホルダー(ry

さらに大きな下り左カーブ。減速なし。コンペティションは19Cだが十分にグリップしている。
車体を傾けたまま加速する。
いけいけいけー!
先頭集団は常にコースの左側を走り、右側を走っている人達とのスピード差がとんでもない。

さらにヘアピンへ突っ込むが、ここはブレーキング。
立ち上がりは軽い登りだが、ここでも集団は一気に加速する。みんな下ハン持ってダンシングだ。
最先頭はすでに下りに入っているから、ここで気を抜くわけにはいかない。僕も緩斜面ならなんとかなる。いや、なんとかせねばならん。

そして最後の下り。先頭の先頭がようやく見えた。
前方150mほどか。
下りなら軽く回せば先頭との距離はけっこうな勢いで縮まってくる。
すごいなボラゾウ!
周囲の高級ディープホイールにぜんぜん負けてへんどころか、明らかに勝ってるやないか!

P1020758.jpg
この下りが僕の勝負どころ(レース後の帰り道で撮影)。


つづきますんやで。



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コメント

  1. ザク豆腐 | J/OPKEkg

    ロードレース凄いですね
    拝読してるだけでビビります
    私など十三をゆっくり下るだけでも恐る恐るなのにWW

    マグネット飛ぶのは想定できませんよねぇ
    レース中盤で、いつの間にやら…よりはナンボかマシだと思いますけど

    ( 07:16 [Edit] )

  2. にわです。
    本人実況中継、迫力満点です。素人なので読んでて、へえ~レースってこういう感じなんだと感心するばかりです。続編を楽しみにしてます。それにしても、文章が面白い!

    ( 09:14 )

  3. 八尾のまっちゃん | -

    こんにちは

    全国から集まる変態さん達凄いっすね。(; ̄O ̄)

    サーキットって路面も綺麗なんでスピードもかなり出るんでしょうね!

    集団走行って経験無いんですがやはり実力以上のスピードが出るんでしょうね!

    手に汗を握る展開‼後半戦楽しみです!

    ( 17:26 )

  4. トプロー | -

    Re:ザク豆腐さん

    十三峠の下りは僕も怖いので超ゆっくりです。清滝峠も葡萄坂も、生駒山系の峠はどこも下りは苦行ですわ。金剛山系のほうがちょっとマシかなぁ。
    でも下りで本気だして飛ばしてもええのは、富士スピードウェイみたいなサーキットだけやと思います。

    ( 18:58 )

  5. トプロー | -

    Re:にわさん

    僕も今までは人の書いたブログなんかでレースを想像するしかなかったんですが、やっぱり実際に経験してみんとわからんことだらけでした。
    次回で参戦記は終わりますが、ちょっと長いですよ(`・ω・´)

    ( 19:03 )

  6. トプロー | -

    Re:八尾のまっちゃんさん

    ほんまに全国の変態さんたちは速かったです!
    特に登りに関しては僕なんかぜんぜんダメでした。
    そう言えばジュニア1位の子がずっと先頭集団でがんばってたんですが、たぶん中学生くらいなのに末恐ろしい速さでしたわ。

    ( 19:07 )

  7. |

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    ( 21:00 )

  8. |

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    ( 21:17 )

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