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はじめてのレース!富士チャレ参戦記その1


そして戦いの幕は上がった!富士チャレ参戦記その2



つづきやで。





なんとか全体の先頭を確認した僕であったが、その快進撃はどこまでつづくのか?!



hujispeedway.jpg
気色悪い写真だがレース中ににやけるほど楽しかった!
 


最後の下りで先頭を視界にとらえた僕だが、問題はこの先の登りなのだ。
下りの勢いを保ったまま登りに入り、周囲のスピードに負けんように気合を入れて回すしかない。

100km完走とか、そういうのは後回し。
今はとにかく先頭集団にどこまで食らいついていけるかや!


P1020760.jpg
写真で見るとたいしたことないが、この坂を先頭集団で上るのはきっつい!



ほとんど十三峠TTしてるのと同じような勢いで登りをなんとかやっつける。
これでは20分で脚が売り切れるのは必至だが、そこは平地と下りで休んで帳尻を合わすしかない。
ついていけない選手はどんどん振り落とされるだけなのだ。

登りが終わる直前、ここでもまた先頭集団は大きく加速する。
みんなトレインに食らいつこうとしている。ここで離されたら、再度単独で先頭のトレインに追いつくのは非常に難しいからだ。
僕もなんとか先頭トレインに潜り込んだ。それでも前から50人以上はいるのか。

ホームストレートを一列になって駆け抜けるが、やはり平地なら少し余裕が出る。
水分補給ならここでするしかない。
周囲の様子を見ながらボトルのCCDをゴキュゴキュやって、また第一コーナーだ。



※  ※  ※



さて、先頭集団に乗ってから、周回数も5周6周をあっというまに越えた。
登りは当然、平地も下りもアドレナリン全開で走っておるから時間の経過が早い。
特に下りは異常に楽しい状態だ。
もはや周回数なんかどうでもいいとさえ思えてくる。

サーキットは路面状態がとんでもなく良好だ。なので安心してスピードを出すことができる。安心してコーナーを攻めることができる。
そして先頭集団の中でも僕は下りが明らかに速かった。まさに僕のためのステージ。
休んでいるのに順位は上がるという、マジックステージだ。

そしてその時はやってきた。何周目のことだったのか、もはやよくわからない状態であったが、場所はコース内ラストの下りストレート。
僕の前を走る選手はもう10人もいなかった。

まさか、先頭集団のトップに手が届くんか?!

半信半疑でペダルを回す。ぐんとトップが近づく。
リアカセットに11Tを入れてきて大正解や!
そして集団の一番前へ。
周囲に誰もいなくなる。

気持ちイイーッ!!

で、登りに入ったらすぐに後方へ下がるわけですな(´;ω;`)ブワッ


さて、正確な周回数はあいかわらずわからんが、周回を重ねるうちに気づいたことがある。
ホームストレートには大きな電光掲示板があって、そこにはスタートからの経過時間が表示されている。
ならば何分で一周するのかわかるし、総経過時間を一周の時間で割って、おおよその周回数を予想することもできるではないか。これで少しは気が楽になった。


そして、10周を越えても僕はまだ先頭集団に残っていた(一周遅れで)。
登りはあいかわらず苦戦するが、ボラゾウのおかげで平地と下りは相当温存できている。
そして走り方にもコツがあることがわかってきた。
登りの弱い人間でも、それなりの走り方で弱さをカバーできるのだ。

ポイントは一つ。
とにかく下りでスピードを稼ぎ、その勢いでもって少しでも登りで楽をすればいいのだ。
コースのラストにきつい登りが集中しているから、その直前の下りでどこまで加速できるか。それで登りの疲労度が大きく違ってくる。
うまく下りで勢いに乗れればきつい登りも最初の一段階分はほとんど無しに近くすることができる。
これは大きい。
できることなら全周回でそのように走ればいい。

が、これがなかなかうまくいかない。
高速で走る先頭集団内で、そんなに思ったとおりに動ければ苦労はしないのだ。

基本、下りは僕のターンなので、先頭集団内でも僕の位置は左端になる(追い越しは左からのルールがある)。
そこでどんどん左端から追い越しをかけるが、最後の登り手前のカーブに関しては右カーブだから右側からの進入のほうが距離的に有利になっている。高速で短い坂を駆け上がればいいということだ。

dunropdorne01r.png
最後の登りも、上手に走れれば赤矢印あたりまでは楽々登れる。


偶然、集団内の位置取りの加減で右側から進入することが2回ほどあったが、その時はどちらも最初の急坂を楽々登りきれた。
結果、ホームストレートの手前あたりでもトップから20位くらいの位置をキープでき、平地でも相当楽ができる。
このへん、サーキットレースの難しいところやな、と思う。

長い下りからの左へのヘアピンカーブもそうだ。
高速で左端を追い抜いていく僕だが、ヘアピンでは右側から集団がコーナーの内側に殺到するので、ブレーキングせねばならない。このブレーキングはたいへんなロスである。
ヘアピンをうまく抜けるには、左側を走る先頭集団の右側から進入することだ。
右側からアウトインアウト(禁止されているが)を決められれば、ヘアピンでも減速しないで済むので、その後の緩い登りの急加速でがんばらなくても済む。
アウトインアウトではなくても、センターセンターセンターで抜ければいいんだが、それでは下りで追い越しがかけられない。
なんとも難しいところだ。


そんな富士スピードウェイのコツのようなものがようやくわかりはじめた13周か14周目くらいだっただろうか。
下りでは何度か先頭集団の最先頭に躍り出たりして調子に乗っていたのだが、ここにきて脚に不穏な気配がやってきた。
コース終盤のきつい登り。あいかわらずここだけは手抜き一切なしで回すんだが、大腿四頭筋にビクっときてしまった。
脚攣りの気配である。

ついに来たか!というやつだ。

毎周回ごとに登りでは全身全霊の力で登っておるんだから、いずれ来るだろうとは思っていた。
ここからはいかに脚攣りを誤魔化すかの勝負だ。
ホームストレートで後ろポッケに残っていた最後のメイタン2Runを飲んでみるが、焼け石に水でしかない。
とにかく残りは10周を切っているし、最後の最後まで先頭集団には食らいついていく。

が、周回を重ねるごとに脚の状態はひどくなっていく。
今までは快調に追い越しをかけられていた下り部分でも、慎重に脚を回さなければすぐに脚攣りが来そうな感じだ。
やはり序盤無理して先頭に追いつこうと何度もダッシュしたのがまずかったか。
いや、それよりも明らかなのは登りの弱さやな。
平地、下りと比べて、あまりにも登りが弱いからこうなるんや。

とにかく攣りそうなのは大腿四頭筋なので、ペダリングにはハムストリングスだけで対応するようにするしかない。
大丈夫。普段のロングTTからそうしているペダリングだ。
ここまで高強度で回しすぎたから大腿四頭筋のほうが攣る気配を見せておるのだ。

そこからさらに5周か6周をなんとか先頭集団内で耐えた。
先頭集団の人数も徐々に減ってきていたから、各周回の下りを終えた時点でだいたい10位くらいまでの位置(実際は周回遅れやけど)、登りを終えた時点でたぶん30位くらいが僕の定位置だ。

が、ついにその時がやってきた。
周回数はおそらく20周目。
最後の登りで、決定的な脚攣りがきてしまった。

コースのほぼ中央、まず左足が攣った。なんとか回復できんものか、右足に力をこめ、左足の負荷を抜こうとしてみる。
すぐに右足が攣った。
どうにもならない。
落車する。

たまらずクリートを外し、右足をついた。
が、片足では耐えられない。
左のクリートも外し、コース上に仁王立ちであるwww

いや、笑い事ではない。
コースのど真ん中で仁王立ちとか、危険すぎる。

すぐにオフィシャルの人がやってきて黄色い旗を振る。
無線で本部に連絡している。
「登りの真ん中で落車発生、脚攣りのようです」


落車ってwww


いや、でも両足ついてるんやし、確かに落車扱いと同じか。
オフィシャルのおじさんに「動けますか?」と聞かれたが、まったくもう動けない。右足も左足も大腿四頭筋、ハムストリングの両方がガチガチに攣っていた。

「すいません、動けません」
答えてからたぶん2分ほど、コースの真ん中で仁王立ちしておった。
レース中の皆さん、たいへんご迷惑をおかけいたしました。ごめんなさい。

その後、なんとかコース外に自力で移動し、攣った両足をストレッチ。
目の前を何百人もの選手が通り過ぎていく。


あ~、終わったな。



そう思った。

でも、楽しかった。
先頭集団に乗っかってからの10数周、めちゃくちゃ面白かった。
願わくばもう少し自分に登りの力があったなら、最後まで楽しめたのかもな。


さて、ストレッチを終えたらコースに復帰である。
オフィシャルのおじさんに「ありがとうございます!」と挨拶して、チェントウノを発進させる。

もう、さっきまでの勢いでは登れないし、登る必要もない。
のんびりこの急坂をこなせばいい。

が、なんと言えばいいのか。
先頭集団にぜんぜん敵わなくて、両足を攣ってしまった僕なんだが、それでも今周囲にいる人達よりは速く登れるではないか。

あ~、気持ちいいな。

あらためて富士スピードウェイを見渡してみる。
富士の裾野に広がる緑が綺麗だ。
路面もこれ以上ないほど滑らかで走りやすい。

ホームストレートに入った。

みんなそれぞれのスピードでトレインを形成し、一生懸命走っている。
その中の一つに乗せてもらった。
さっきまでよりずいぶんゆっくりだが、疲弊した脚には有難い。

そして第一コーナーへ。
何もしなくてもチェントウノはスーッと加速し、周囲の人達を追い抜いていく。
なんで下りだけこんなに速いのか。
たぶん僕の体重がよっぽど重いんやな。

10665069_634611726637117_8657687922038298015_n.jpg
プロカメラマンの写真。やっぱりデブっておる。


そんな僕の横を二人の選手が追い越していった。
お互いの健闘を称えあっている。
二人ともついさっきまで先頭集団内で何度も見かけたジャージだった。

そうか。100kmの優勝者と準優勝者がピットに入らずウィニングランしてんのか。
すごいなー。
お祝いの声をかけようと思ったが、二人はすぐに減速してしまった。
ウィニングランで飛ばしても意味がないんだし、仕方ないな。
こっちはまだ完走していないのだ。速度を緩めるわけにはいかない。

序盤で先頭には周回遅れにされてしまっているし、さっきの脚攣りでまたさらに一周遅れたということだ。
しかしこれで自分の周回数が明らかになった。
あと二周すれば100km完走だ。

気を取り直し、脚が攣らない最大限のスピードで残りの周回を重ねた。
コースの右側では僕よりも明らかに辛そうな表情でがんばっている人達がいた。
さっき僕が仁王立ちした登りでは同じように脚を攣ったのか、一人の女子選手がコース外で倒れていた。チームメイトが心配そうに見守っている。

ラストのホームストレート。
最後の最後だ。がんばって踏んでみよう。
そう思った僕の横を、少人数となった先頭集団があいかわらずの速度でかっ飛んでいく。
もう100kmの選手は乗っていなかった。
全員200kmかチームエンデューロのゼッケンだ。
あの速度で200km行くのか。化け物やな。

そして自分もようやくゴールした。
富士チャレ100km完走である。

それにしても名残惜しいな。
周回不足も怖いし、念のためにもう一周しておこう。
ラスト一周。
サーキットの雰囲気を噛み締めながら、ゆっくりと流していく。
コース上の人数が明らかに減ってきている。100km部門の参加者がどんどんゴールしているのだ。

それにしても綺麗なコースやな。
いろいろ無理をしたが参加してよかった。




富士チャレンジ300 100kmソロの部 制限時間4時間

出走者数 741名(と、レース後に放送で言ってた)
完走者数 一般男子513名 ジュニア3名 女子7名
一般男子1位の成績 2時間22分21秒207 平均時速41.96km/h
僕(49位)の成績 2時間38分40秒337 平均時速37.65km/h





49位とは思ったよりも良い結果だ。
2周も周回遅れにされて、レース直後はそんな結果だとは思いもしなかった。
これでもし脚攣りがなかったら・・・というのはナシにしよう。

初レースにしては上々の結果なんやないか?

最後は締まらなかったが、脚攣り落車もあわせて、とにかく目いっぱい楽しめた。
ありがとう、富士スピードウェイ!
ありがとう、富士チャレ参加者のみんな!スタッフのみなさん!
ありがとーーー!!


P1020757.jpg
じゃあまたな、富士スピードウェイ!


P1020761.jpg
ちなみに車の中はゴチャゴチャやでw




走行ログを確認したら、きっちり23周してた(`・ω・´)




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コメント

  1. ザク豆腐 | MF8IyTP2

    フラットなコースでスプリント勝負している印象だったので、登坂能力とかサバイバルとかは予想外でした
    ロードバイクにもいろんな世界があるんですねぇ…

    ( 07:16 [Edit] )

  2. Re:ザク豆腐さん

    舞浜とか堺浜とか河川敷でするクリテリウムなんかは平坦コースでスプリントのイメージですね。
    富士スピードウエィは100kmでほぼ1000m登って1000m下ります。
    総合力を求められる、いわゆるロードレースを安全なクローズドコースで行うので楽しかったですよ。

    例の件、さっそくsunzoku1号さんとこでお願いしてきました。
    ありがとうございます!

    ( 08:11 )

  3. にわです。
    レースの気分を、楽しませていただきました。壮絶な戦ですね。アマチュアだから目いっぱい楽しめるってのもあるのかな?足攣りは、峠で何度か経験しましたが、どうにもならんですね。回復した後も、爆弾を抱えてるみたいで・・・。トップの平均速度は、ツールドフランスに近いんじゃあないのかな?コースを走るっていうのは今まで全く興味がなかったけれど、なんだかとっても面白そう!まあ、どう頑張っても私には無理ですけどね。お疲れ様でした、そして楽しませていただきありがとうございました。

    ( 09:17 )

  4. 八尾のまっちゃん | -

    こんにちは

    あらためて、お疲れ様でした!

    いゃあ、なんか一本の映画見てるような感じになりました。(^-^)/

    トップのアベ41キロですか!いくら路面のいいサーキットって行ってもアップダウンがあるのに((((;゚Д゚)))))))
    741人/49位凄い成績ですよ。
    トプローさんより上の人って十三峠登ったらタイムどれ位なんでしょうね!
    今は、ゆっくり休んで下さい!( ̄^ ̄)ゞ

    ( 14:27 )

  5. Mya_013 | SFo5/nok

    初レースお疲れさまです

    血沸き肉踊る展開から、衝撃のラストまで
    すんばらしいレポート、堪能させていただきました

    クローズドサーキットってば、抑える要素が少ないので
    己の限界に挑戦できる場だといえるのでしょうか

    う~む、しかしやっぱりボラゾウは猫かぶってたようですね。

    ( 18:19 [Edit] )

  6. Re:にわさん

    そうですねー、アマチュアだから成績のことなんか無視して楽しめるんでしょうね。僕も完全にペース配分無視で楽しみましたからw
    クローズドコースのいいとこは下りとカーブ、一般道で絶対にスピード出しちゃいかんとこで勝負できるとこですね。レースのために生まれたロードバイクが喜んでいる感じですよ。

    ( 08:30 )

  7. Re:八尾のまっちゃんさん

    僕より十三峠の早い人もいっぱいいますが、うーん・・・。
    十三峠を16分台で登る人なら先頭集団の登り速度に十分ついていけると思います。
    あとは平地と下りですが、純粋なヒルクライマーさんはそっち方面弱いからどうなんでしょうね。
    僕が下りブラケットポジションでペダリング止めている状態で、下ハンで必死で回している人達も多かったですし・・・。

    ( 08:34 )

  8. Re:Mya_013さん

    己の限界、そうかもしれません。
    登りの力は当然、距離を走る能力も、平地巡航、マシンコントロール、いろんな能力が求められるんですね。ロードバイクの力を全部発揮している感じがとても楽しかったです。

    ボラゾウの下り能力なんて、クローズドコースでもないと実感できなかったと思います。一般道では猫かぶったままですw

    ( 08:38 )

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